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GooglePlayでアプリを公開するためのテスト方法について

アプリを Google Play に公開する前に「内部テスト」や「公開テスト」を行うことで、リリース前にアプリの動作確認ができます。
外部テスター用のリストがない場合や、Android 実機を持っていない場合についても実践的な対応方法をまとめます。

GooglePlayでアプリを公開するためのテスト方法について

1. 各テストについて

1. 内部テスト(Internal testing)

  • テスターのメールアドレスが必要ですが、必ずしも一般公開する必要はありません。
  • ご自身のメールアドレスだけを登録すればOKです。
  • 可能であれば、ご家族や友人に依頼して メールアドレスを追加してもらうのもいいでしょう。

2. クローズドテスト(Closed testing)

  • Google グループや Google Play ユーザーリスト(メールアドレスのCSV)を使います。
  • ただしこちらも、自分だけのメールアドレスを登録してテストすることができます。
  • 実際にリストを大人数で用意する必要はありません。最初は自分1人でも大丈夫です。

3. オープンテスト(Open testing)

  • これはストアで一般公開される形なので、不特定多数が参加できるテストです。
  • 最初の段階ではあまり使われず、内部テスト → クローズドテストの流れで進めるのが一般的です。

2. 外部テスターのリストを持っていない場合の対応方法

テスト用の メールアドレスを複数用意する必要はありません。
自分自身をテスターとして登録するだけでテスト可能です。

内部テストリリース手順

  1. Play Console にログイン
    → 対象アプリを選択
  2. 左メニューから 「リリース」→「テスト」→「内部テスト」 を開く
  3. 「テスターを管理」から 自分の Gmail アドレスを追加
  4. 内部テストを 保存 → 公開(ロールアウト)
  5. Play Console が生成する テスト参加リンク(URL) をコピー
  6. そのリンクを Chrome などで開いて、Google Play にログインした自分のアカウントでテストに参加

内部テストのリリース後

  • 内部テストをリリースしてもメールが自動送信されるわけではありません。
  • Play Console の「テスター管理」画面で 「テスト用リンク」 を表示し、それをコピーして手動で開きます。
  • 他のテスターにはリンクを共有する必要があります。
  • 内部テストは「実際に動作確認できる状態にした」ことが重要で、必ず全テスターが確認を終えなければ本番に進めない、という制約はありません。
  • 自分1人がテスターの場合、リンクからインストールさえできれば要件クリアです。

3. Android実機テストおよび代替方法 

Google Play Console で Android アプリを申請・公開する場合、実機テストは「Android 端末」が必要です。(通知・広告 SDK・Google Play サービス連携は実機必須)

Android端末がない場合は まずエミュレータでテスト → 最終的には安価な実機(中古Android等)を用意 or Firebase Test Lab で確認、という流れが現実的です。

Androidスマホを持っていない場合の対応方法

  1. Android エミュレータを使う(Android Studio)
    PC に Android Studio を入れると、公式の Android Emulator が使えます。
    Play Console のテストリンクを踏んで直接エミュレータにインストールすることはできませんが、ビルドした .apk や .aab を一度 export → apks に変換 → adb install で動作確認は可能です。
    UI や基本的な挙動はこれでチェックできます。
  2. 実機を用意する
    最終的にストア公開する場合、最低1台は実機で確認することを強く推奨されます。
    理由:エミュレータでは再現できない動作(通知、カメラ、センサー、Google Play 開発者サービス連携など)があるため。
    安価な中古 Android 端末を1台購入する開発者も多いです(テスト専用機として割り切る)。
  3. 知人・友人に依頼する
    自分の Google アカウントをテスターに登録する代わりに、友人や家族の Gmail アドレスを登録して、そちらの Android スマホにインストールしてもらうこともできます。
    実際の端末で試してもらい、スクリーンショットやフィードバックを受け取る形です。
  4. Firebase Test Lab を利用する
    Google のクラウド上で Android 実機にアプリをインストールして、自動テストや画面キャプチャを取れるサービスです。
    Google Play Console → リリース → テスト → Firebase Test Lab と連携可能。
    自分の端末がなくても最低限の動作確認は可能です。

エミュレータでのテスト実施手順

  1. Android Studio を起動
  2. メニューから
    [Tools] → [Device Manager] → [Create Device]
  3. 任意の端末(例: Pixel 7)を選んで Next
  4. 最新のシステムイメージ(Android 14 以上)を選んで Download → Finish
  5. 作成した仮想端末を 起動(▶︎ボタン)

これで PC 上に Android 仮想端末(エミュレータ)が起動します。

Play ストア付きのイメージ(”Google Play” と書かれているもの)を選ぶと、Play Console の内部テストアプリもインストールできます。

エミュレータに Play Console の内部テスト版アプリをインストールする手順

エミュレータが起動した状態で、Play ストアアプリを開いてログインします。

  1. エミュレータ上で Play ストア を起動
  2. Play Console に登録した 同じ Gmail アドレスでログイン
  3. PC のブラウザで Play Console 内部テストの「テスト参加リンク」を開く
  4. そのリンクをコピーして、エミュレータの Chrome に貼り付ける
  5. 「テストに参加」→「Google Play で開く」→ インストール

これで内部テスト版アプリがエミュレータにインストールされます。
動作確認・スクリーンショット撮影も通常通り行えます。

4. アプリ公開へ

内部テスト確認まで完了できれば、クローズドテストを省略して一気に本番公開 も可能です。

1. 最終チェック

Play Console の「アプリのコンテンツ」がすべて緑(完了済み)になっているか確認してください。
特に確認すべきは:

  • データ セーフティ
  • 広告 ID の申告
  • コンテンツ レーティング
  • ターゲット層/児童向け
  • プライバシーポリシーURL

2. versionCode を更新してビルド

内部テストで使ったバージョンより +1 する必要があります。
例:内部テストが 1.0.0+4 なら → 本番は 1.0.0+5

3. 本番リリースを作成

  1. Play Console → リリース → 本番版 → 新しいリリースを作成
  2. app-release.aab をアップロード
  3. リリースノートを記入(例:初回リリース v1.0.0)
  4. 国/地域の配信設定を確認(必要な地域を有効化。初回なら「すべての国と地域」が無難)
  5. 保存して右上「公開を確認」→「本番公開」

4. 公開モードの選択

Google は初回リリース時に 段階的公開 を推奨しています。

  • 段階的公開(推奨):最初は 10% のユーザーに配信 → 問題なければ数日後に 100%
  • 全体公開(即時):すぐに全ユーザーに配信(小規模アプリならこれでも可)

5. 公開後の流れ

  • Play ストアに反映されるまで 数時間〜最長1日程度 かかります。
  • 公開後は Play Console の Android Vitals(クラッシュ率/ANR率)や プレローンチレポート(Googleのテスト端末での自動テスト結果)を必ず確認。
  • 問題がなければ段階的公開を 100% に拡大。

GooglePlayでアプリを公開するためのテスト方法について

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